夏のヘーベルハウス 暑さ、湿度について

入居初年度の夏を過ごしております。外は35℃近い猛暑の日もちらほらありますが屋内はどうなのか、過ごしてみた感想を書きます。

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ヘーベルハウスの夏の過ごし方

家のスペック

ハウスメーカー:ヘーベルハウス
仕様:キュービック
床面積:120m2 軽量鉄骨 二階建て
地域区分:5地域
Ua値:0.43 (ZEH+,HEAT G1)
C値:2以上

夏はエアコン付けっぱなし

ずーっとリビングのエアコンは運転したままになっています。26~28℃で設定をちょこちょこいじる感じです。外で運動して帰ってきたあととかは冷風が出るように低めにセットしますが、基本は27℃固定です。

エアコンの冷房が効き出すと除湿もしてくれるので、絶対湿度で12~16g台、相対湿度で50~60%台といった感じです。

湿度70%超えると息苦しくてモヤモヤした不快感がありますが、60%以下ならまぁまぁ許容範囲ですね。

私も妻も冷房弱めが好きなので27℃くらいが快適温度です。室温25℃だと肌寒く感じます。

エアコンの性能は十分、むしろオーバースペック

リビングのエアコンはヘーベルハウスのオススメで200Vの定格能力の高い5.6kwのやつをつけました。正直、オーバースペック過ぎて200Vの1番小さいやつ(16畳用)で良かったかなーと思ってます。

夏も冬もエアコンつければあっという間に最適温度になるので、かなり余力がありそうに見えます。エアコンは低速運転するよりある程度の負荷をかけた方が効率が上がるので、小さいエアコンで家中冷房みたいな使い方が効率的なようです。

外気温40℃目前ですが(実は40℃超えてるかも?!)家の中は想像以上に快適です。鉄骨だから、ヘーベルだから暑いなんて思うかもしれないですが、夏は意外と快適ですよ、ヘーベルハウス。

日射遮蔽が鍵

エアコンを運転していても日光が室内に入ってくると、どうしようもないくらい暑くなります。冬場は日射取得がポカポカ快適なのですが、夏はとにかく日差しを家の中に入れないことがポイントになります。

リビングの大窓には庇が付いているため、夏場の上から降り注ぐような日差しは遮蔽してくれます。

もっと軒を深くすれば良かったかな、とも思いますが、夏と冬のバランスを考えると90~120cmあれば十分かと思います。

あとは夏だけ取り付けできるタープがあると快適さが更に増します。ちょっと値段高めのしっかりしたタープを買ってみたのですが、これがあれば外でのプール遊びも捗ります。

UVカット99%、遮熱は50%のスペックのこちらのタープはしっかり日陰を作ってくれて。プール遊びやちょっと風が吹いていれば、30℃越えの気温の中でも夏を適度に感じながら屋外で過ごせます。

直射日光が当たる、当たらない差でここまだ違うのかとビックリします。日差しを家に入れない対策、日射遮蔽がめちゃくちゃ効果あります。

西日対策

以前、住んでいたアパートが西日が激しすぎて夏場は地獄のような空間になっていました。それも踏まえて、新築するときは西側の窓をかなり減らしました。(換気の都合でどうしても取り付け必要な場所があり仕方なく付けているところもあります)

西側の窓を減らした効果で、夕方の強烈な西日がほぼ気になりません。窓際で感じるジリジリした暑さがないので、以前のアパートと比べてとても快適です。

家の立地にもよりますが、パッシブハウス界隈で言われている、南面の窓を大きく、それ以外の窓は小さく、はヘーベルハウスにも当てはまります。断熱気密がヘボいヘーベルハウスですが、ムダに窓を増やさず、南面の開口を大きくして冬場の日射取得、夏場の日射遮蔽を考えて家を作ることでそれなりに快適な家になります。

アウターシェード

庇があるのですが、日の出の時間帯は太陽光が横から室内に入り込んできます。そんな時はアウターシェードやタープの設置で解決できます。日射遮蔽のところでも書きましたが、タープがいい仕事をしてくれて夏の暑さ対策は窓から入る日射をしっかり防いでくれます。

シェードなどは後付ができなかったり、後付だとかっこ悪かったりするので、タープ・シェードの取り付けができる準備は必ずしておきましょう。これからの夏はもっと熱くなるかもしれないので、家の外部に日陰を作ることができるとかなり有効です。

断熱性能

我が家はUa値0.43らしいのですが、夏場はこの程度のUa値があればそれなりに快適に過ごせます。エアコン連続運転している限り暑さを感じません。

前に住んでいたアパートはどんなにエアコンを強く運転しようがジリジリと外の暑さが伝わってきていたので違いがよく分かります。

もっと断熱気密がしっかりした住宅だと夏場も冬場もエアコン1台でOKらしいのですが、ヘーベルハウスだとそこまでは厳しいですね。換気システム、風の流れ等々のノウハウを持っていてしっかり施工できる工務店を選ばれた方は夏は超快適だと思います。ヘーベルでそこそこ快適なので、更に上の快適さがあると思います。

湿度

我が家は熱交換なしの1種換気を選んだので、高温多湿の夏場は湿度がガンガン家の中に入ってきます。外が暑ければエアコンがそれなりに稼働して除湿してくれるのですが、意外と厄介だったのが、外気温はそれほどではないけど湿度が高い場合です。

気温・室温が25℃とかで冷やす必要がなくなるとエアコンは止まります。エアコンが止まると除湿されなくなるので家の中がジメジメして呼吸すると(´;ω;`)ウッ…となります。

電気代はかかるのですがエアコンの除湿運転をすると家中がパリパリに乾きます。(奮発して日立のシロクマくんの一番いいやつを買いました)
熱交換式の1種にしておけば湿気がもう少し軽減されたかもしれないですが、今から比較はできないのでどうなんでしょう。

熱交換なくても除湿運転で快適に過ごせるのでまあ良いかと思います。
高気密高断熱で1種の熱交換換気が最強なんでしょうか、家が建ってしまったので時間は巻き戻せません。
除湿モードを駆使すれば夏でも梅雨でもそこそこ快適ですが、さらに上の快適さをお求めの方はヘーベルじゃない方が良いと思いますよ。

まとめ

ところどころヘーベルディスりが入っていますが、冬の寒さよりは不快感少なめです。むしろ昔住んでいたアパートと比べると超快適になっているので満足しています。

在宅勤務で家にいることが多い夏でしたが、いい感じの室温で仕事がはかどりました。

湿度は気になりますね。
高気密高断熱のイケてるお宅だと25℃50%をキープできるとかできないとか。そっちの方が絶対快適です。
ヘーベルだと住まい方による差はありますが、湿度のコントロールは難しいと思います。
やっぱり気密がしっかりしてないと家の性能バランスが悪いです。断熱はそこそこなんですがねー。
[おわり]

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