家のすき間 ブレーカーボックスと情報分電盤

ヘーベルハウスは標準仕様ではブレーカーと情報分電盤が設置されます。ブレーカーは当たり前で知っていたのですが、情報分電盤なるものは今回初めて知りました。

ブレーカーは太陽光発電のシステムを載せると、その関連の配電ボックスも設置されることになります。

大小3台の箱が設置されます

ブレーカー・配電盤、太陽光関連の箱

情報分電盤はテレビやネットのハブを収納する箱で、ここから各部屋のコンセントにLANケーブルやテレビの配線を引き回しています。こちらも大きな箱が1個設置されます。

テレビのチューナー、光回線のモデム、E-netハブ、Wifiルーターなどを配置してるのでごちゃごちゃしてます

壁に穴が空いている

どちらの箱も壁に大きな穴が空いており、その穴から配線を引っぱり出しています。
問題は箱の裏にある穴の部分で、これがヘーベル版と内装材の間の空間と繋がっています。

ブレーカーの開口
情報分電盤の開口

気密性が大して良くない住宅のため、大開口のブレーカーと分電盤からビュービューすきま風が吹き込んでくるのが分かります。特に台所の換気扇を回したときが顕著でものすごい風量を感じます。

冬場はこの冷気が結構気になります。

一ヶ月点検で塞いでもらう

気密性が悪いことを見越してコンセントと壁スイッチに気密ボックスを取り付けてもらいました。この処理だけで家全体で3万円ほどかかっています。せっかく気密ボックスをつけても室内側の壁に大開口があったのではまったく意味がありません。

この辺の作業の仕上げを見ると、ヘーベルハウスがいかに気密性を考慮して作業していないかが分かります。断熱施行の時点でやれることはやったから、石膏ボードの穴は知らんよ、って感じなんでしょうかね?

一ヶ月点検の時に点検員の方にすきま風が気になる事を伝えるとすぐに塞いでくれることになりました。しかも無料です。

高い家のお金を払っているので、このような作業も込みという事なんでしょうね。

施工後

スポンジ系のシートで塞いでもらいました。開口部は小さくなりましたが、微妙に隙間があるので完全ではありません。

気密の悪さはどこか見えない部分が外と繋がっていることが原因です。とりあえず見える部分はなんとなく塞がりましたが、根本的な対策にはなっていないですね。モヤモヤが残る対応でした。


次の冬に冷気が侵入してきたら何か対策を考えてみたいと思います。

ヘーベルに限らずですが気密性の悪い住宅ではコンセント、壁スイッチ、ブレーカー、情報分電盤から外気が侵入してくる恐れがあります。
逆に気密がとれている家であれば情報分電盤やブレーカーの裏に穴が空いていても全く問題なのでしょうね。

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