ヘーベルハウスとシロアリ

ヘーベルハウスのシロアリ耐性はどうなのでしょうか?
Googleで調べると上位に批判的なページが多く表示されるのでこれからヘーベルハウスで建てる身としては不安になります。

躯体は食べられない

前提としてヘーベル板と鉄骨はシロアリは食べない。従って強度的な心配は無用?

↓の記事が中立的に書かれていて納得できました。
https://www.shiroari-ichiban.com/contents/column/concrete-termites/

シロアリはコンクリートを食べるのではなく、0.6mm程度のわずかな隙間を縫って侵入してくるようです。
隙間を通過する という現象を コンクリートを食べる と誤解されているようです。(または誤解させるような表現で書かれている記事が見受けられました。)

内装は食べられる可能性あり

ヘーベル「は」ではなくて、ヘーベル「も」内装はリスクありますね。これはRC剥き出しではないと、どの家も同じなのでは?と思います。

防蟻処理に拘っているメーカーであっても、石膏ボードを固定する胴縁やフローリング材にまで防蟻処理はしないだろうし、木材を使っている時点で確率は少ないにしても、わずかですがリスクは存在します。

家具の中に潜んでいるシロアリもいるって言われても、そんな極厚一枚板みたいな家具は買わないだろうし、家具からのリスクは我が家の場合は無さそう。

家具に潜むシロアリは例として挙げられているが、実際の割合はどのくらいなんだろうか?

私の場合は最悪内装が侵食されても躯体が無事あれば、また直せば良いと考えている。躯体がダメになっていたら建て替えが必要になるし家はノーメンテで住めるわけでもないし。

外来シロアリの脅威

アメリカカンザイシロアリという、乾いた木材を好むシロアリが日本に入ってきているとか。

一般的なシロアリと言えば、湿気を好み床下のジメジメした空間で家の大事な柱を食い荒らしているイメージだが、このアメリカカンザイシロアリは乾いた木を食べるため、二階から入ってきて階上の湿っていない木材をバリバリと侵食してくることもあるとか。

こんなのがきたらどの家もシロアリリスクは避けられないといえますね。

ネットで検索すると否定意見が多いが実は?

「ヘーベル シロアリ」で検索すると、めっちゃディスられてますね。ネット上では怒りに震えるヘーベリアンが多数のようで、それらの記事を見たときに「やっちまったかなぁ…」とヘーベルで建てることをちょっと後悔しました

ですが、そのままページをスクロールしていくと、あれ?被害の実例が出てこない?怒りに震える方の発信が少しくらいあってもいいように思うのですが…

ヘーベルが防蟻処理を進める理由?

躯体に関してはシロアリは気にする必要はないけど、メンテナンス課が防蟻処理を進めてくる理由は内装で使われている木材がシロアリリスクを持っているから、と考えられます。

私も展示場の説明でシロアリ対策は不要になると聞いた記憶がありますし、それがヘーベルに決めた理由の一つでもあります。

説明の仕方なのかもしれないですが、躯体については防蟻処理不要、内装については予期せぬルートで入ってくるのでヘーベルだけでなく、それ以外のハウスメーカーでも何かしらの対応が必要、というのが正解なのだと思います。

躯体はメンテ不要ですが、内装で木材が使われている場合は少なからずリスクが有るということは説明するべきですね。

説明の仕方が悪いと言った言わない争いに発展し最後は炎上するパターンですね。

床下の様子

ヘーベルハウスの床下の様子です。布基礎なので土が見えていますが、基礎はかなりしっかりしていると思います。この点(だけ?笑)は自慢できるポイントでしょうか。

点検口の枠を固定するために木材が使われています。目で見える床下の木材はここのみです。枠をネジ止めしたり断熱が目的でここだけ木なんでしょうかね?

無機質な感じです。上の平らな部分は床ヘーベルです。これだけ見ると一般的にシロアリ侵食されている床下のイメージとは大きくて異なると思います。

床ヘーベルを支える太い梁が入っています。家の真ん中を基礎と基礎をジョイントするこの梁が入っているのでかなり安心感がありますね。この梁は金属なのでシロアリは食べないでしょう。

住んで確かめます

いつまでこのブログを続けられるか分からないですが、住み替えか更新できなくなるまではメンテナンス含めて実際に住んでいる住人目線で発信をしていこうと思います。

そう書いて実際に内装がシロアリにやられたら面白いですね!ほんとにやられたらどんな心境になるのか乞うご期待ください!

床下の点検口もあるので、定期点検のときに点検員の方と一緒に床下潜ってみるのも面白いかもしれないです。

ヘーベルもシロアリに侵食されるリスクを持っているのは間違いないと思いますが、重要な躯体へのダメージはないため、食われたその時は補修しながら住んでいこうと思います。
どんなに防蟻処理を頑張ってもアメリカカンザイシロアリや家具の中から『こんにちは』されたら、どうしようもないですしね。

家づくりで感じたのはすべてを完璧に仕上げようとするとすごい疲れるので、多少のリスクは受け入れつつ何事もほどほどにするのが良さそうです。

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